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    教育権の独立

    ――時々の政治権力に左右されない

     「教育権の独立」とは耳慣れない言葉かもしれませんが、私が政治の世界を志すきっかけになったテーマであり、ライフワークとして取り組んでいきたい課題です。
     教育権の独立とは、教育の在り方や方向性が時々の政治権力によって左右されないにすることです。もちろん教育内容は科学の進歩など研究が進むことによって変わる面はありますが、政治が教育にどこまで関わってよいのかは大変難しい問題です。時々の為政者の人気取りや勝手な思い込みで教育が左右されては教育現場がおかしくなっています。子供の幸福という究極の目標に向かって、謙虚さを保ちながら現場を応援するという基本的な姿勢が政治家には特に必要です。政治には権力が確かにあるのですから。
     昨今の県議会や教育行政でも、教科書採択や教育基本法改正など教育の中立性を問われる問題が多くなっていますが、私は一貫して、教育は何のためという視点から、教育権の独立・政治的中立を主張し続けています。
     将来的には国においても、文部科学省という政治家をトップにいだく制度から、地方で行われている教育委員会制度のような中立的なものに改めていくべきと思います。
     この教育権の独立という考え方は、私の母校・創価大学の創立者である池田大作先生が提唱されているものであり、池田先生はさらに、各国の教育権の独立を進めた上で、「教育国連構想」という遠大な構想も提唱されています。
     教育委員会制度という国より中立的な制度を持つ地方の立場から、教育権の独立を進めることも私の大事な仕事と考えています。

    参考文献
    ・池田SGI会長の教育提言1
    ・池田SGI会長の教育提言2

    介護予防と支え合う社会

    ――超高齢社会を活力あるものに

     現在、埼玉県は平均年齢が全国で2番目に若い県ですが、その分、これから全国一のスピードで高齢化が進み、2025年には高齢化率(65歳人口)が30%と現在の1.5倍になると予測されています。
     もちろん、一定量の施設整備や訪問サービスの拡大は不可欠ですが、際限なく介護サービスの量を拡大すると、保険料や税負担が増大し、場合によっては介護保険の破たんすら招きかねません。
     そこで、大事になるのが介護予防の推進です。年をとってもなるだけ元気でいられるように、また、介護が必要になっても状態が悪くならないような工夫を積極的に行うのです。具体的には、個々人に合わせたトレーニングや栄養指導、口腔機能のチェックなどを行い、今ある力が衰えないようにするのです。
     県内では既に和光市が介護予防を積極的に進め、要介護者の割合が減るという画期的な成果を上げています。県や各自治体もこうした取り組みに積極的に学ぶべきです。
     同時に、街のバリアフリー化を進めるとともに、元気なお年寄りには支える側に回ってもらい、それが介護保険料の減免などの特典につながる「お元気ポイント制度」もぜひ整備していきたい。こうした仕組みは高齢社会を活気のあるもにし、ひいては社会保障コストを引き下げることにもつながります。私は、こうした取り組みを「支え合う社会」づくりと呼び、積極的に進めてまいります。

    うつ病対策など「新しい福祉」

    ――認知行動療法の導入を

     現代の日本はとても便利でモノが豊かな社会なのに、大変なストレス社会でもあります。09年の埼玉県内の自殺者数は1,720人で、交通事故死者数207人に比べて実に8倍以上。大変深刻な状況です。
     啓発活動の強化や「いのちの電話」など相談機能の充実といった自殺予防対策の強化が急がれますが、同時に、自殺と関係性が強い「うつ病」対策も不可欠です。
     「うつ病」について、私は「認知行動療法」の普及に期待しています。認知行動療法とは「考えや行動が気分に影響するので、考え方や行動をかえることによって、気分(うつ)の改善を図る」というもので、従来の薬療法に加え、カウンセリングや学習セミナー、軽作業(運動)といったことが中心の治療法となります。
     私も視察した沖縄県の実践例では、参加者の9割に症状の改善がみられました。議会質問でも取り上げた結果、埼玉県精神保健福祉センターでも23年度から試行が始まります。
     このほかにも、アルコール依存症、虐待、ひきこもり、孤独死といった現代社会特有の心の問題に取り組む「新しい福祉」に積極的に挑戦してまいります。

    所沢の魅力をアップ

    ――人工芝生サッカー場などなど

     所沢市は人口34万人。県西部の雄として発展を続けていますが、さらにその魅力をアップする街づくりを目指します。
     具体的には、まず、航空記念公園に人口芝生サッカー場を整備してまいります。そのほか、東京狭山線、飯能所沢線の2大幹線道路の早期完成、柳瀬川・東川の河川浄化、三富地域をはじめとした都市近郊農業の振興などに取り組んでいます。

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