自民vs知事 6月県議会が閉会

自民vs知事 6月県議会が閉会

 昨日10日、6月定例県議会が閉会になりました。今議会は端的に言って、8月に控えた知事選を目前にして、自民党が上田知事に対して猛攻撃を仕掛けた議会となりました。「多選自粛条例」という縛りがある上田知事は防戦一方となりましたが、何とか乗り切り、決着は選挙に持ち込まれました。
 
 特に最終日、自民党から上田知事に対する「問責決議案」が提出され、公明党をはじめ他の会派すべてが反対しましたが、自民単独の賛成多数で可決されました。問責決議案が提出されたのも、可決されたのも県政史上初めてです。問責決議に法的拘束力はありませんが、不信任案や辞職勧告決議に次ぐ意味合いがあり、いわば「絶縁状」みたいなものでしょうか。
 
 これまで自民党は、知事に対して条例順守や出馬にあたって多選自粛条例の改廃を求める決議を相次いで提出し、これには公明党も賛成せざるをえませんでした。多選自粛条例をそのままにしたまま、上田知事が出馬することはどう考えても好ましくないからです。しかし、今回提出された問責決議は政治的な意味合いが、これまでの決議とは全く違い、大変に重いものです。選挙で自前候補を擁立して全面的に戦う自民党はそれでよいかもしれませんが、公明党はそこまで同調するわけにはいきません。

 また、今回の「政争」のあおりを受け、介護保険条例の改正案が「継続」となり、採決が見送られました。本来は日中のサービスだけを提供するデイサービス事業者がその施設で利用者を宿泊させる「お泊りデイサービス」について新たに条例で基準を定めるものですが、その内容に「非常時に備えて物資の備蓄に『努めなければならない』」と定められていることに対し、自民党が「多選自粛条例という(努力義務を)知事が守らないのに、県民に新たに努力義務を課すことはできない」と批判し、自民単独で「継続」が可決となりました。

 この「お泊りデイサービス」の条例改正は、私が昨年2月の代表質問で問題提起した結果、今回の改正案提出につながったものです。自民党がこうした問題にまで自らの論理を持ち込むのはもはや「やり過ぎ」であり、県民の理解も得られないでしょう。当然ながら、公明党は継続に反対しました。公明党は国政で自民党と連立を組み、地方でも「友党」の関係にありますが、あくまで是々非々の立ち場を貫いていきたいと思います。

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