2月定例県議会が閉会 -「再議」避け、臨時議会へ

2月定例県議会が閉会 -「再議」避け、臨時議会へ

 2月定例県議会が閉会しました。最終版で大きな問題となった小児医療センター・新病院建設の増額補正については、議長あっせんという形で、4月16日の臨時議会に決着を持ち越しました。
 一時は知事の「再議」が不可避とも思われましたが、議長が知事と自民党の間に入り、調整がなった形です。「再議」になっても出口が見えていなかっただけに、賢明な選択だったかもしれません。
 いずれにしても、新病院建設が遅れることは県民にとって明らかにマイナスです。県執行部にはより丁寧な説明を議会に行うとともに、自民党には過半数を持つ責任会派として自重を求めたいと思います。

小児医療センター建設に「待った」もおかしい!

 2月定例県議会でもう一つ、賛否が分かれ、自民党単独で委員会を押し切ったのが、県立小児医療センターの建設費の減額修正です。

 県立小児医療センターは既にさいたま新都心への移転が決定し、いよいよ着工という段階になって自民党が「待った」をかけました。新病院の建設費のうち、基礎のくい打ちや外溝などの約50億円分を認めず、それらを削る修正案を提出し、公明党など自民党以外の委員が反対したものの、自民委員の賛成により、委員会で可決してしまったのです。
 具体的には、病院局の25年度補正予算と26年度予算の新病院建設にかかわる予算の一部を減額修正する案を提出、福祉保健委員会と予算特別委員会を通してしまいました。このまま本会議で修正案が可決されると、工事は立ち往生することになってしまいます。

 自民党は、約294億円で落札された新病院について、発注や契約など一連の流れに適切さを欠いていると指摘します。確かに、巨額の随意契約は異例であり、議会への説明が不十分だったことは私も感じています。しかし、再度の入札に対して落札者がない時は、随意契約によることができると地方自治法167条に定めらています。また、説明不足の点について病院局は、委員会でも陳謝・反省の弁を述べている以上、建設を遅らせる減額修正は「やり過ぎ」と考えます。

 これに対して、上田知事は予算特別委員会の採決後、「1日も早い建設・完成が必要。最終日の本会議までにご理解いただけるよう私から呼びかけるを」と異例の発言をしています。

 公明党は、決定的な瑕疵がないのに予算を認めよとしない今回の自民党の対応を理解できません。工事の遅れは、医療体制の遅れにつながり、建設費のコスト高につながっていきます。あさって、最終日の本会議には、ぜひ、良識ある判断をしてもらいたいと思います。
  

県教育振興基本計画の「継続」はおかしい

 2月定例県議会の議案で賛否が割れたものの一つが「教育振興基本計画」です。同計画は2014年度から5年間の県教育の基本的な計画を定めるもので、外部有識者の議論や県民コメントを踏まえた案が今議会に提出されました。所管の文教委員会で審査の上、当然議決されるべきものですが、自民党が「継続審査」を求める動議を提出し、自民党のみの過半数で継続審査が決定しました。公明党はじめ、他の委員は継続審査に反対しましたが、数で押し切られてしまいました。

 継続の理由は、「指標の整合性や計画を踏まえた取り組みが不明な点があり、慎重に審議する必要がある」(自民委員)だそうですが、慎重に審議する気があるなら委員会の予備日も残っているので徹底して審査すればよいのです。それを、途中で審査を打ち切って継続にするのは全くおかしいい。最初から「継続ありき」だったと言われても仕方ありません。

 こうした無理な運営をした田村文教委員長(自民)に対して、「委員長不信任動議」が提出される一幕もありました。公明党は不信任に賛成しませんでしたが、「継続」は議会として無責任な判断であり、まったく納得できません。新年度には委員会構成が変わりますが、文教委員長はじめ、継続を主張した自民委員は、それこそ責任をとって全員留任すべきであります。

 文教委員会では、歴史教科書採択や高校の修学旅行の在り方をめぐって、自民党など一部議員が教育委員会と対立し、強引な委員会運営を進めてきました。こうなると、今回の出来事もその延長線上にあると考えざるを得ません。
 

農家の大雪被害に支援

 2月14、15日の大雪は県内農家に甚大な被害を与え、被害額は約220億円と、本県の農業産出額の1割にも及ぶものとなりました。
 公明党は地方議員と国会議員がしっかり連携をとり、農家支援策の充実に懸命に取り組んでいます。その結果、埼玉県も迅速に動き、当初は補助対象にならなかったビニールハウスの撤去費用が補助対象となり、ハウス再建に対する補助割合も3割から最終的には9割まで増やすという手厚い支援が受けられうようになりました。
 具体的には、ビニールハウス等の撤去費用は10割、再建については9割が国・県・市町による補助が出ます。さらに、残る農家負担の1割分についても無利子融資の対象となります。また、来年の種苗代などは県の補助(10割)が受けられます。国の補助メニューが大雪被害を受けて2回にわたり強化されたのを受け、県も素早い対応で補正予算を2度にわたって編成、予算確保に努めてくれました。県農林部は頑張ったと思います。
 公明党がいち早く現場を視察し、その悲惨な実情を国・県・市町に伝え、対応を促したことは今回の支援メニュー充実に大きな役割を果たしたと思います。
 今後は、ハウス等が一斉に撤去・再建に向かいますので、業者が込んでいて間に合うのか等が心配されます。こうした問題にもできる限り、行政として支援をしていくべきと考えています。
 

柳瀬川の最上流をきれいにする会、春の大清掃

 柳瀬川の最上流をきれいにする会の春の大清掃が行われ、私も参加してきました。当会の活動は早や9年目に入ったとのことで、おかげさまでだいぶ川がきれいになり、水質も良くなってきました。今日も上山口中学校の生徒さんも多数参加して、総勢180人ほどの参加がありました。
 こうした会の長年の地道な活動と学校ファームを合わせた上山口中学校の取り組みに対して、このほど「さいたま環境賞」が贈られることになりました。まことにおめでとうございます。私も微力ながら県とのパイプ役としてお手伝いをさせていただいており、うれしい限りです。
 本日の清掃活動もお天気にも恵まれて無事故で終了。そのあと、公民館前広場で心尽くしのおいしいトン汁とおにぎりをごちそうになり、地域の方々や学校の先生方と語らう有意義な時間を過ごさせていただきました。

ハンカチぐっしょり、映画「じんじん」

 絵本の里・北海道剣淵町を舞台に地域と家族の絆の再生を描いた映画「じんじん」を観ました。いやー、良かったです。泣きました。笑いました。2時間、あっという間でした。
 私も本が大好きで、小さい頃の読書体験をいまだに覚えていますが、この映画も、子供への読み聞かせ運動を町おこしとして行っている北海道の人口3500人の小さな町・剣淵町を舞台に、北海道ならではの雄大な自然を交えて、ドラマが描かれています。
 内容は見てのお楽しみですが、主役はガマの油売りの大道芸人・大地康雄さん。いい役者さんですね~。寅さんを思わせました。そのほかの登場人物も個性が光って、とてもよかったです。
 この映画では、読書=読み聞かせが重要なモチーフになっており、公明党が党として読書運動を推進してきたご縁で、本日は公明党埼玉県本部の議員を対象にした上映会の開催となったそうです。皆さん、相当泣いたんじゃないかなあ。
 また、この「じんじん」は商業映画館だけでなく、「スローシネマ方式」ということで、全国各地で実行委員会方式で上映を進めていて、ひたひたと感動が全国各地に広がっているそうです。今後、今日見た公明党議員がそれぞれの自治体で首長さんにも働きかけての、上映会が実現するかもしれません。埼玉県でも何らかの形でできるといいなと思います。

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