被災された皆様にお見舞い申し上げます。そして、支え合う社会へ

被災された皆様にお見舞い申し上げます。そして、支え合う社会へ

 このたびの東北関東大震災で被災された皆様へ、心からお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 あっという間の3週間でした。いよいよ選挙が近づいてきたなと思った矢先のことでした。あれからの日々が、そして映像で見る被災地の姿が時として夢のように感じますが、まぎれもない現実です。こちらではガソリンの行列もようやくなくなり、テレビ番組も内容が増え、市民生活が落ち着きを取り戻しつつありますが、電力不足の大問題をはじめ、復興にむけて、長く粘り強い取り組みが求められます。

 一方、今ほど、日本人が連帯感を持ったときはないのではないでしょうか。多くの方が、被災地に比べれば自分の苦労はたいしたことはない、とおっしゃいます。また、何か支援をしたいと思っています。まさに困難な状況の中で、「支え合う心」が芽生えています。

 私は、この「支え合う心」が今後の日本社会では最重要だと思います。少子高齢化を向かえ、子育て支援でも、安心の介護体制を構築するにも「支え合う社会」をいかに作っていけるかがカギではないでしょうか。そのことを明日から始まる選挙戦でも訴えていきたいと思っています。

*公職選挙法により、選挙期間中の更新はできないことになっております(今までも、長期間更新しないことが多々ありましたが……)。

避難者受け入れのスーパーアリーナ

 20日、同僚の蒲生議員とともに、福島原発の地元・双葉町民の皆様をはじめ、2000人以上が一時避難されているさいたまスーパーアリーナを視察してきました。

・避難者は家族ごとにダンボールなどを敷いた上に、毛布を広げ、居場所を確保しています。他の家族との境界は立てたダンボールなど。プライバシーは全くない。スーパーアリーナのホール(2階部分の廊下のようなところ)に陣取っており、残りスペースはあとわずか。

・食事は、公明党の申し入れもあり、おにぎりなどが提供されている(当初、食事は自力調達の予定だった)。入口で配られているパンは在庫の余裕があった。ほかに、民間のボランティアによる屋外での炊き出しもある。

・毛布やダンボールなどは足りているように思えた(受付に残あり)。

・ボランティアは県社会福祉協議会が窓口となり、受付、手配をしているが、お昼ごろには充足し、「これ以上は受け付けない」の張り紙が出ていた。平日が足りないようです。

・マスコミ取材(映像撮影?)は、入口付近の一部に限られ、カメラが中まで入ることはない。

避難者の皆様は大変お疲れであり、ご苦労が多いと思いますが、全体としては何とか落ち着いた雰囲気と感じました。スーパーアリーナを一時避難所として使えるのは3月いっぱいの予定であり、避難が長期化した場合の対応が課題となりそうです。

この後、県は加須市内の廃校となる県立高校を次の避難所として提供できるとの発表を行いました。また、県内各自治体でも受け入れ態勢が整いつつあります。

 県職員も懸命の支援活動を行っており、私たち議員も県民の皆様から個別のご相談から全体的なご提案までさまざまにいただいており、行政にも適宜伝えさせていただいているところです。

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