パークゴルフ場が完成!
坂之下の柳瀬川河川敷に市営のパークゴルフ場が完成し、その式典が行われました。私も、パークゴルフ協会の皆さんの声を受け、整備を応援してまいりましたが、ここ数年来の念願がかない、うれしいひと時でした。
パークゴルフは、老若男女誰にで楽しめるゴルフに似たニュースポーツで、一本のクラブで大きめのボールを使います。今回、専用の18ホールのコースが柳瀬川河川敷に誕生しました。県内で7カ所目のパークゴルフ場となります。
利用料は、市民は300円。管理については地元の坂之下自治会の委託というユニークな試みで、これもぜひ成功していただきたいと思います。
県は、ゴルフ場整備について補助金や河川敷の無償提供という形で協力しましたが、私も県との橋渡しでお手伝いをしてまいりました。市民の皆様の要望が実現できて、議員としてとてもうれしく、またホッとしています(写りが良くありませんが、パークゴルフ場の写真です)
県議会独自の5カ年計画に波紋
埼玉県議会の自民、民主、公明、刷新の会で構成する「議会在り方研究会」は、県議会として独自の視点から県の5カ年計画を作成しようというユニークな試みを進めています。私も公明党の代表として責任者の一人として作成に関わっています。
先日、議長に中間報告を行うとともに、記者発表した内容が各紙に報道されました。中でも、東京新聞か詳しく取り上げてくれましたが、その中に県庁幹部の話として「これは知事への挑戦状。県議会はルビコン川を渡ろうとしている」というコメントもあり、県は議会側の動きに神経質になっているようです。
私は議会がこのような計画案を独自に定めることは、基本的にはいいことだと思っています。これまでも、県の5カ年計画には委員会審議を通して関与し、必要と思われる意見を申し上げ、修正も行ってきましたが、議会側が必要と思う内容でも県が取り上げたくないテーマは付け加えることができませんでした。議会が独自に作成するならば、こうしたテーマも加えることができます。
「挑戦状」とか「ルビコン川」というのは、過剰な反応だと思います。われわれ議会が知事の提案に対して賛否を表明するだけで済む時代ではなくなってきました。議会ならではの視点で逆に提案し、知事とも競争する。そんな視点も必要だろうと思います。大阪や名古屋の例を引くまでもなく、2元代表制の在り方が問われる現在、埼玉県議会の取り組みは意義あるものと思います。12月には最終報告をまとめるべく頑張っているところです。
決算委員会-大変だが楽し!?
今年度、私は決算特別委員会のメンバーです。22年度の決算状況について、9月議会の閉会後、視察2回を含めて合計10回もの審議を行います。現在のところ、公営企業をはじめとした事業部門と、2部の審査が終わりましたが、連日朝10時から夕方までみっちりと審査が続きます。ハードな委員会ですが、思う存分に発言し、執行部と論戦できるやりがいのある委員会です。
既に、公営企業・病院局・下水道事業という県の事業部門と、企画財政部・総務部の審議が終わりました。
私は一見大人しそう?ですが、かなり声も大きいですし、手加減なく指摘しますので、執行部の方々は「西山議員は結構きついことを言うな」と思っているかもしれません。これまでのところ、私が、主張した主な内容は以下の通りです。
①病院事業に対する県の一般会計からの繰入金の基準を明確化すること。
②県の出先機関である「地域振興センター」は、仕事そのものが本当に必要なのか。「廃止」も含めて抜本的に、その在り方を検討せよ。
③「彩の国芸術劇場」は素晴らしい公演をやっていることは認めるが赤字額も大きい。今後は、愛好家や近隣の方だけでなく、県内の幅広い一般県民がその恩恵を享受できるような工夫が行うべき。
これから残り6日間の審議がありますが、最後まで元気に、あくまで県民の視点で、頑張り抜きたいと思います。
八ッ場ダム建設再開が正念場
八ッ場ダムの建設工事再開問題がいよいよ正念場を迎えています。今日は、県庁でダム建設再開を求める埼玉決起集会が行われ、多くの県議会議員、各自治体の首長さん、関係者が集合し、一刻も早い建設再開を求めて気勢をあげました。
9月末に国土交通省による検証作業が発表され、八ッ場ダムが治水・利水の両面から最も有利であるとされ、今後パブリックコメントや有識者の意見を聞いたうえで、最終判断が年内にもされる見込みです。2年前の政権交代により、何の根拠もなく、民主党の人気取り政策の犠牲として中止された八ッ場ダム答えです。
私も、八ッ場ダムの現場にはこれまで4回足を運び、そのたびに、地元の人々の心情や実情を無視した民主党政権に対する怒りがわいてきます。本当に最低の政治判断です!
今後もできることをしっかりと行い、一日も早いダム本体工事の再開を目指してまいります。
合唱に包まれて…
午前中、ミューズアークホールでの所沢市民合唱祭に出席。午前中いっぱい、いろいろなグループの歌声にしばし身をゆだねて、豊かな心持ちになることができました。
それにしても、皆で一緒に、歌い、ハーモニーを奏でるって素晴らしいですね。歌っているお一人、おひとりの顔がまた素晴らしい!
今日の合唱のほかにも、所沢市は今、文化の花盛り。毎日のように文化の一大拠点ミューズをはじめ、市内各地で音楽、美術のさまざまな催しが開催されています。そして、スポーツも。
文化とスポーツが豊かで盛んな街・所沢。いいですね!
キンモクセイの香り
この秋、初めてキンモクセイの香りに気づきました。
夜、近くのコミュニティセンターで行われたNPO「所沢・生命と緑を守る会」の講演会に向かう途中、甘ーい香りに包まれ、「あっ、そうか。キンモクセイの季節か」と気づきました。
愛犬ハナがいなくなり、散歩に出ることがなくなったので、季節の移り変わりにはどうしても鈍感になるようです。過去のブログを調べると、去年は10月4日にキンモクセイの香りに気づいていました。
ニャン吉は家ネコなので散歩が必要ないので楽ですが……。
秩父方面の先進事例を視察
会派として、秩父市宮の川商店街(地域支え合いの仕組み)と、小鹿野町の地域包括支援システムを視察してきました。両方とも、かねてより関心がありぜひ行ってみたいと思っていた内容です。
宮の川商店街は秩父駅間の商店街ですが、ユニークな取り組みをさまざまに行っており、中でも買い物代行や散歩・外出支援などを有償ボランティアで行い、その対価を地域商店街の商品券でもらうという「ボランティアバンクおたすけ隊」は、県の進める地域支え合いの仕組みの元祖的存在です。
エネルギッシュな島田理事長の話を種々伺うことができ、大いに参考になりました。
また、午後には高齢化率が高いのに、老人医療費が安いという見事な成果を出している小鹿野町の地域包括ケアシステムを視察。「小鹿野モデル」として、しばしば上田知事も話題にしている同町の取り組みですが、改めて話をうかがってみると、一朝一夕にできたものではなく、以前から町が地道に健康づくりに取り組んできた背景に、国の政策がハマり、成果につながったようです。また、保健士さんが7人、健康運動士(初めて聞きましたが)2人がいる手厚い体制も他自治体にはない基盤だろうと思います。
八ッ場ダム推進決起集会
東京永田町の憲政記念館で1都5県の都県議会議員を中心に、八ッ場ダム推進の決起集会が行われ、私も同僚の狭山市議・磯野さんに同行してもらい、出席してきました。
自民党の谷垣総裁や公明党の加藤修一参議院議員など多くの国会議員や関係都県議会議員があいさつし、この秋にも予定されているダムの必要性検証結果発表を前に、ダムの必要性を改めて確認し合い、推進を決意し合いました。
実は、これに先立ち、19日にまだ現場を見ていない公明党の1期生県議4人と一緒に、八ッ場ダム建設現場を視察してきました。私にとってはこれで4度目となる視察でしたが、昨年以上に周辺工事は進んでおり、ここまできているのに、確たる理由もなしに、ダム本体工事を凍結するということの不条理さがいっそう浮き彫りになってしまいました。
「選挙の票欲しさに、関係住民を犠牲にする」。これだけは政治家として絶対にやってはならないことと思います。
終戦記念日街頭演説
66回目となる終戦記念日を明日にひかえ、公明市議団といっしょに所沢駅の東西で街頭演説を行いました。
この夏、中学校の歴史教科書が採択されることになっていますが、この点について保守系会派から特定の教科書を採択するように求める圧力が全国的にかかっています。先の6月定例県議会でも議論となり、私たち公明党は反対の論陣を張りました。
大人や政治家が自らの責任においてどのような歴史観や認識を持とうと、民主主義国家では自由でありますが、公教育の場に特定の歴史観を持ちこむことはしてはなりません。それは先の戦争を通じての大きな教訓だったはずです。だからこそ、教育基本法には、教育における政治的中立の理念が盛り込まれているのです。
教科書採択を通して、これをなし崩しにしていこうとする動きが保守勢力からしきりになされていますが、公明党としては到底賛成できない、反対である。
以上のような趣旨を述べました。教育の独立性確保、平和と教育の問題は、私が政治の世界に入るきっかけとなったテーマです。自らの原点と方向性を確認した街頭演説でした。
スケールの大きなまちづくり―福岡、北九州視察
県議会の企画財政常任委員会の視察で、福岡県を視察してきました。視察したのは4カ所ですが、いずれも大胆な発想でダイナミックというか、スケールの大きなまちづくりという印象を持ちました。
はじめに訪れたのは、柳川市にある福岡県立病院の民間移譲の例です。埼玉県も県立病院の赤字解消には大きな成果を出しましたが、民間移譲というアイデアまでは出ていません。「赤字なら廃院です」ときっぱり語る関係者の声が力強く感じました。
次は、博多湾を埋め立てて新しい物流拠点と街をつくるビッグプロジェクト=福岡アイランドシティパーク計画。総工費4000億という巨費を投じて、博多湾内に新しい人口島を作り、港と工場と街をつくってしまおうというもの。港はほぼ完成し、アジア各地からコンテナが集まり、出ていきます。海のない埼玉には考えられないうらやましいお話です。工場誘致は相当苦戦しているようでしたが…。
三番目は新しいJR博多駅の新しい駅ビル、約600億円かけ、博多の新たな核となる施設。JR九州さんもなかなかやるなと思いました。
最後は、北九州のスマートグリッド都市。元・八幡製鉄所跡にエネルギーと環境面で先進的モデル都市づくりが進められていました。大震災後で電力問題がクローズアップされているだけに、貴重かつ素晴らしい取り組みと感じました。
以上、4つとも非常にダイナミックでスケールの大きいまちづくり事例と感心しました。おそらく知事と7社会と呼ばれる経済界の太いパイプがあってこそできることだと思いますが。それにしても埼玉県ももっと大胆な発想に立ってのまちづくりがあって良いのではと思わされた視察でありました。