落ち葉の季節
ここ数日、落ち葉が目立つようになってきました。
この間の日曜日に、我が家に隣接する遊歩道の落ち葉をはいたのに、もう大分たまっています。車で県庁から所沢に変える途中でも浦和所沢バイパスのケヤキ並木から、まるで雨のようにケヤキの葉が降り注いできました。この葉っぱが落ちきる頃には、本当に冬がやってくるのでしょう。
政局がゆれています。守屋前事務次官が逮捕され、解散総選挙の次期が話題に上っています。だからこそ、「大衆とともに」の原点を忘れず、原点から戦いを起こしていくことが大切と感じています。
決算委員会⑨
いよいよ、決算委員会集中審査の最終日。やっとたどりついた!
最後は、警察、危機管理、都市整備のトリプル審査です。
初っぱなは、警察。警察の常任委員会はいつも最短時間で終わることが多いのですが、今回は昼飯時間を超えて、3時間以上の異例の審査となりました。問題点が多かったというより、今回の決算委員会のメンバーは良くも悪くも遠慮がないということでしょう。
私が質問したのは、運転免許更新費の根拠。現在、2500円ですが、改めてどのような算出基準になっているのか聞きました。
危機管理防災部は警察の長時間審議のせいか、極めて静かに終わりました。そして、最後の都市整備部。
私は、下水道事業についてただしました。県の下水道事業は、維持管理を下水道公社がほぼ独占で委託。建設については、県の都市整備部が直接行う仕組みです。下水道事業は総額が、1兆6000億円にも昇る巨額事業ですので、コスト削減をいかに進めるかが大きな課題です。
これで、合計8日間に及んだ集中審査が終了しました。あとは、12月定例会で、最終的に18年度決算を認定するかどうかを残すのみとなりました。ともあれ、8日間の長丁場でしたが、とても面白く、勉強になった委員会でした。
決算委員会⑧
今日は、福祉部と農林部。あと二日だあ!
福祉部の提出資料の中に、高齢化率と介護保険料の関連性で興味深いデータがありました。県内で高齢化率が最も高いのは秩父群(秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)で25,34%ですが、自治体ごとの介護保険料はこの秩父郡の各市は月額3100円から3400円と県内平均を大幅に下回っているのです(ちなみに、所沢市は高齢化率13.64%で保険料3486円。最も高いのは4217円の戸田市で高齢化率は12.97%)。
ふつうなら、お年寄りが多ければ全体のサービス量が増えて一人あたりの保険料も高くなると思われますが、本県では逆の現象が見られるということです。この点について、執行部の認識を聞いたところ、
秩父地域は介護サービス事業所の数が少ないのでは、との答弁でした。私は、事業所が少ないだけでなく、元気なお年寄りが多いからではないかと再度たずねましたが、その点については明確な答弁がありませんでした。ひょっとして、高齢者対策は「秩父に学べ!」ではないのか、と思っています。今後の課題の一つです。
続いて農林部。うんと大ざっぱに言うと、県の農林部予算は約280億円で、その結果というか、県内の農業生産による粗利益は764億円。商工部門に比べると、投資に見合う成果が少ないのがこの分野です。一概には言えないと思いますが、この数字にはずっと注目していくべきと思っています。
また、障害者の新たな就労分野として農業が挙げられます。この点についても県の今後の取り組みを促しました。
決算委員会⑦再開
決算委員会は一週間の中休みをおいて、今日から再開です。審査対象は県土整備部と教育局。
午前中の県土整備部は休みあけのせいか、静かな雰囲気で質問が少なめ。私も地元の道路問題について疑問解消のため一点だけ質問。
引き続き、午後の教育局。
本県には約45000人の公立学校の教員がいて、教育予算の大半はその人件費です。まさに、教員の質が本県教育の質を決めるわけです。その観点で何点か質疑を行いました。特に、小学校で6%、中学校で8%程度を占める臨時任用教員の正規採用への道については、前向きな答弁がありました。
また、教員採用試験の受験倍率が落ちてきている現状に鑑み、本県でも宮城県で教員採用のPRを行ったり、埼玉大学と協力して優秀な教員確保に向けた取り組みを行っていますが、優秀な人材確保に全力を尽くすことを強く訴えました。
挨拶回り
今週は決算委員会はお休みです(来週より再開)。
よって、平日の日中は挨拶回りをできるだけ行うようにしています。お世話になった方々のところへ伺い、参院選、市長選の総括や公明党へのご意見をうかがっていますが、とても参考になります。
月刊誌「潮」の連載「池田大作の軌跡」の12月号に、「公明党を創立(上)」が掲載されました。その中で、戸田第2代会長が、公明党の前進である創価学会文化部の任命式で集まったまな弟子達に「ほとんど全員が退転するだろう」と話し、落涙されたことが紹介されています。私も初めて知る歴史であります。原点を見失わずに、この道を全うすることがいかに困難かを肝に銘じなければなりません。
決算委員会⑥
5日目。産業労働部と保健医療部が対象です。
産業労働部では、川口市に整備したスキップシティ周辺の構想がうまくいっていないのではと感じました。ねらいでは、映像関連産業の集積を図ることになっていますが、現在のところはまだ関連企業の立地まで結びついていないようです。深追いはしませんでしたが、やや「要注意」。今後も注視する必要ありと感じました。
逆に、産業労働部が頑張っているのが、各種雇用対策です。18年度は若者の雇用を応援する「ヤングキャリアセンター」、ニートの若者を応援する「若者自立センター」が着実な成果を上げています。19年度には私も強力に推進した「障害者雇用サポートセンター」が立ち上がりました。
保健医療部では、主に2点を質しました。
(1)県はインフルエンザの薬として、「タミフル」を29万人備蓄したとのことだが、いくらで買い、どのように放出するのか。
(答え)約6億7千万円(市価の半額)で購入した。薬は5年持つ。放出時は市場価格で出す(ということは、儲かるということだが、流行らなければ無駄になってしまう。まあ、やむを得ないというところでしょうか)
(2)動物指導センターで処分される犬猫の数がここ数年減少していない。成犬、成猫の譲渡をしっかり進めよ。
(答え)ネット上に、収容情報を掲載できるように準備を進めている。減少に向けて努力する。
もう一つ、国民健康保険税の滞納率が自治体間でかなり開きがあることが多くの委員の関心を集めました。低いところは加入者の3分の1が滞納している状況です。若い世代の低収入も、この滞納率に影響しているのではないか、との答弁もあり、注目していくべき課題と感じました。