2月定例県議会報告③ 今回の「退席」は卑怯だ | 西山じゅんじ
2月定例県議会報告③ 今回の「退席」は卑怯だ

2月定例県議会報告③ 今回の「退席」は卑怯だ

 この2月定例議会まで私は議会運営委員会の副委員長を務めておりました。通称「ギウン」は個々の分野の政策ではなく、議会の運営や、議会そのもの(県政調査費もその一つ)に関わる問題を扱い、通常は本会議の段取りも含めて、ギウンで大体シナリオが了解されてスムーズにことが運ぶことになります。まあ、通常は根回しががっちり行われるので、面白くないと言えば面白くないのですが、今回は私が最後っ屁ではありませんが、少々でしゃばったような形になりました。

 少々前置きが長くなりました。2月議会の最終日、県政調査費に関する請願の本会議採決で「民主党無所属の会」から6人の退席者が出ました。今までも問題によっては一人、二人の退席者が出ることはありましたが、6人となると明らかに異常であり、ギウンの副委員長としては到底見過ごすことができませんでした。

 なぜか。この本会議採決の前には、ギウンで同じ議案が「民主党・無所属の会」も含めて総員で可決されていたからです。委員会で賛成しておきながら、本会議で退席する。これを簡単に許していたら、委員会制(すべての議案を本会議で審議していては効率的ではないので、各委員会に議案を付託して審議、採決をして本会議に送る=議決する)をとっている県議会が機能しなくなってしまいます。

 また、民主党・無所属の会は以前にも「八ッ場ダム問題」で複数の議員が本会議の採決を退席しています。今度も許したら、県議会に安易な退席がまかり通ることになってしまう。そもそも、私たち公明党には、採決で一部の議員が異なる態度を示すことはあり得ません。自分の意見と会派の意見が異なる場合でも、議論の結果、最終的に会派で出した結論に従う。これは議会人として当たり前のことですし、最低限のルールではないでしょうか。

 それだけ、議員が賛否を下すというのは責任が重いのです。このようなケースで採決を放棄する「退席」は、分かりやすく言えば、「卑怯」です。どうしてもイヤなら会派を離脱するか、事前の会派内の議論で勝つしかないのです。

 こうした思いがあったものですから、最終日のギウン席上で私から発言を求めて民主党・無所属の会に強く抗議しました。他会派の委員も賛同してくれ、今後もこういうことをした場合は、ギウンに参加する「会派」として認めない旨を確認することとなりました。民主・無所属の会のギウンメンバーは、びっくりしたかもしれませんが、強く言ったのは、事態の持つ重大性を理解してもらうためでした。

 先に、報告した保健所移転の問題でも、所沢にとってはローカルな問題だけに判断に苦しみました。「退席してほしい」という声も某所からあったくらいです。でも、私はそういう無責任な選択はしませんでした。それだけに、民主・無所属の会の「退席」は許せません。採決(判断)を放棄するのは、議員としての責任を放棄するのに等しいのです。

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