2月定例県議会報告 ①所沢保健所移転について | 西山じゅんじ
2月定例県議会報告 ①所沢保健所移転について

2月定例県議会報告 ①所沢保健所移転について

 所沢でも桜の花が3分咲きという感じになってきました。新年度予算をはじめ盛りだくさんだった2月定例県議会も先週金曜日、3月27日に閉会しました。そのご報告を順次していきたいと思います。まず、1回目は「所沢保健所の移転」についてです。

 今議会に県内保健所の再編強化案が議案として提出され、可決されました(反対は共産党のみ)。これにより、所沢保健所は平成22年度から廃止され、従来の狭山保健所分室が保健所に強化され、所沢保健所が担ってきた仕事を行うこととなります。

 その理由は大きく二つあります。
 まず、県の5カ年計画が新しくなったことにより、県内の地域割り(地域別計画)が変わりました。県の出先機関(県土整備事務所や環境事務所等)も順次見直されており、今回は保健所の再編案が出されました。所沢だけでなく、越谷市からも保健所がなくなります。

 二つ目として(こちらの方が重要と思いますが)、所沢保健所は日本の保健所発祥の地として伝統のある保健所ですが、それだけに建物が老朽化しており、耐震性にも問題があって、このまま使い続けることが困難な状況です。建て替えには巨額の費用がかかります。

 地元議員として、大変悩ましい問題でした。地元にかかわる問題だからといって、県全体のことを考えずにただ反対を唱えていては、県政はめちゃくちゃになってしまいます。一方、これまでの利用者の方々のお気持ちや今後の対処についても考えなくてはなりません。そこで、県執行部にもさまざまに働きかけを行い、狭山からの出張サービスなどを行って、これまでの利用者の方々に極力不便をかけないような対応を行うことを約束してもらった上で、移転に「賛成」をいたしました。

 ひとたび議決をした以上、当面この問題に変更はあり得ません。22年度に保健所が狭山に移転し、やってみた後、どうしても所沢市内に保健所が必要だという状況であれば、県と市で話し合いということになるかと思います。人口30万人以上の市は保健所を自前で持つことができますので、保健所建て替えの巨額の費用をどちらが負担するのか。その場合、それぞれ市民、県民の納得が得られるかということも十分議論しなければなりません。簡単に結論が出せる問題ではなく、それぞれの全体計画の中で位置づけた議論が必要だと思います。

 関係者の皆様にはご心配をおかけしておりますが、移転すると決めた以上、県議として責任を持って極力不便を少なくするよう努力してまいる所存ですので、ぜひともご理解を賜りたいと存じます。

 また、あらためて議員としての責務の重さ、判断の重さを感じさせられた議案でした。

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